オプション機器の使い方
こちらでは、オプション機器(周波数調整器、振動子、特殊キーボード、マイク付きヘッドフォン)の使い方についてご案内しています。
オプション機器は、別途ご購入が必要となります。
オプション機器は、別途ご購入が必要となります。
周波数調整器と振動子


話しことばの土台であるリズムやイントネーションは、音声の中でも特に低い周波数によって伝えられます。日本語の場合には、300Hz以下の部分を聞くことによって、リズム、イントネーションをはっきり聞きとることができます。
周波数調整器を使用すると、低周波帯域、高周波帯域など特定の周波数帯域だけを削除、強調することで、より効果的な訓練をおこなうことができます。また、低い周波数は振動として身体全体で感じとることができます。リズムやイントネーションを身体全体で学習することによって、ことばの理解を導き訓練の効果を高めます。
周波数調整器と振動子を使用する場合、次のことに注意してください。
- 周波数調整器を装着すると、聴覚だけではなく平衡感覚など 他の感覚も刺激されます。流暢型失語症で知覚経路に強く障害を持つ方の場合には、時間、強さ、量など、徐々に導入する配慮をしてください。なお、振動子は練習の最初から導入して構いません。
- 周波数調整器と振動子は、重度訓練の第二段階から用いるのが良いと思われます。1音1音がスムーズな方(流暢型失語症等)は、重度訓練の第一段階から用いても構いません。
- 周波数調整器や振動子を用いる期間は、装置を使用することを煩わしく感じるようになるまでです。装置を使用していると、徐々に聞き取り能力が向上してくるため、必ず装置が邪魔になってきます。このときが終了時期と考えられます。これは、日本語を普通の会話周波数で聞く方が聞きやすい健常者と同じになったことと判断されます。
周波数の設定
周波数調整器の周波数の設定値について説明します。
周波数
設定できる周波数の値は、次のとおりです。
- 周波数(低域) 200Hz、250Hz、300Hz、320Hz、400Hz、500Hz
- 周波数(高域) 2000Hz、2500Hz、3000Hz、3200Hz、4000Hz、5000Hz
遅延時間
訓練する人が発した声が、自分自身に伝わるまでの時間を調節できます。実際に聞こえる声よりも遅れて伝わるように遅延時間を設定します。遅延時間は、0~0.3秒まで0.01秒刻みで設定値を変更できます。
大きさ
大きさ(音量)は、0~100まで10刻みで設定値を変更できます。
ご注意
周波数を設定する場合、次のことに注意してください。
- 周波数は、話しことばの情動、情緒的な段階では、イントネーションやリズムの形で、低い周波数によって伝えられます。
ことばを聞きとる初めの段階では、話しことばの表情を知覚するため、低い周波数で練習しましょう。日本語の基本は300Hz以下です。内容(発音)の方に気がいってしまう方の場合は、もう少し下げても良いでしょう。低い周波数は、振動として身体でも感受でき、振動子も併用すべきです。脳では、このイントネーションやリズムの情報と一緒に運動的、振動触覚的情報が結合されるのです。(Guberina,1985) - 低周波数帯は高周波数帯と同時に伝送されると、つまり間を抜いて不連続にすると、音声記号として寄与できることが証明されています。(Linden, 1964; Palva, 1965; Franklin, 1969, 1976, 1979; Ticinovic&Sonic, 1971; Guberina, 1972; Plummer, 1972)
- 音を日本語の音の体系の中で理解し習得する能力をつけるためには、この不連続周波数帯で練習しましょう。日本語に合わせて、基本プログラムでは、300Hz以下と3000Hz以上が組み込まれています。練習があまりに困難な場合は、下は少し上げ(400または500Hz)、上は少し下げ(2500または2000Hz)、不連続の間隔を狭めてみてください。
練習が進むにつれて、これらの周波数帯の境界を広げる必要もありますが、この調節は臨床家に相談してください。 - 特にことばの流れが困難な場合(吃音、発語失行)には、臨床家と相談し遅延時間も併用して練習してください。
- 練習段階、目的、成績などによって、低周波と不連続を選んでください。ことばの抑揚の知覚を目的とする段階(自然な声を目的にする段階)では低周波刺激、または音素の聞きとりを構造化させたい段階(音を間違いなく習得したい段階)では不連続刺激と、使い分けてください。たとえば、1音を言うことも困難な場合は、最初はリズム・イントネーション知覚のための低周波の刺激が良く、喚語困難やジャルゴンなどの音の構造化が必要な場合は、不連続刺激が良いのです。
- 周波数調整器および振動子を用いての練習は、ナレーション(先生の声)のときばかりでなく、自分の声の聞きとり(フィードバック)時にも用いるべきです。練習中は装置を外さないで使用してください。
特殊キーボード

本キーボードをご利用頂くことで、患者さん一人で左手拳(こぶし)使って花鼓の絵アイコンを選択操作しながら自分自身で訓練が容易にできます。
接続方法
特殊キーボードを、ご利用になるパソコンの「PS/2」端子に接続してください。PS/2端子がない場合は、「PS/2←→USB」変換アダプターをご用意いただき、ご利用になるパソコンのUSB端子に接続してください。
操作方法
キーボードの「左」「右」「上」「下」の矢印方向キーを使って、画面上のボタンを選択し、「ENTER」キーを押すことで、選択決定ができます。選択中のボタンは、ボタンの色が変わることでわかります。