訓練の内容
こちらでは、【フルーエントトーク】が提供する訓練の内容(項目)について説明します。
訓練内容は、ステップ1~5 までの5段階があり、以下のように構成されています。
※ これらの訓練ステップを使った訓練のやり方については、こちら をご覧ください。
※ 各ステップの概要については以下を、ステップごとの詳しい解説については、こちら をご覧ください。
【フルーエントトーク】の訓練ステップと訓練内容
【フルーエントトーク】の訓練一覧画面(訓練ステップ)
1) 基礎訓練
2) 吃音訓練
訓練内容は、ステップ1~5 までの5段階があり、以下のように構成されています。
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『 基礎訓練 』 : 訓練ステップ 1~2
「話す」ことの土台である「発声・発話」に関する訓練 -
『 吃音訓練 』 : 訓練ステップ 3~5
なめらかに話すための「発話のリズム、休止、間」を体得する訓練
※ これらの訓練ステップを使った訓練のやり方については、こちら をご覧ください。
※ 各ステップの概要については以下を、ステップごとの詳しい解説については、こちら をご覧ください。
訓練ステップ | 訓練内容 | 訓練音声 | 訓練速度 | 訓練項目数 | 全訓練時間 | |
---|---|---|---|---|---|---|
基礎訓練 | ステップ1 | 母音、子音の練習 | ストレート、不連続 | |||
ステップ2 | 話しことばの練習 | ストレート、不連続 | ||||
吃音訓練 | ステップ3 | リズムとなえうた (小児/成人Ⅰ)練習 |
遅い、ふつう、速い | |||
ステップ4 | リズムとなえうた (成人Ⅱ)練習 |
遅い、ふつう、速い | ||||
ステップ5 | リズムとなえうた (百人一首)練習 |
遅い、ふつう、速い |
【フルーエントトーク】の訓練一覧画面(訓練ステップ)
1) 基礎訓練
「話す」ことの土台であることばの「発声・発話」の訓練が行えます。
① 訓練ステップ1 :「母音・子音」訓練 ・・・ (40項目、全25分)
※ 基礎訓練でうまく発声・発話できない苦手な項目があれば、その部分を集中して訓練することも、吃音克服への重要なステップとなります。
50音を1音ずつ発声する訓練です。
5母音から、m(ま)k(か)r(ら)s(さ、し)t(た、ち、つ)h(は、ひ、ふ)p(ぱ、ぴ)n(な、に)の子音、最後にw(わ)y(や)の半母音の順に並べてあります。
母音は発声の基本であり最初に、子音は日本語の発声部位の外枠から中を埋めていけるように、多感覚を必要とする半母音は最後に練習するように設定してあります。
② 訓練ステップ2 :「話し言葉の練習」訓練 ・・・ (115項目、全180分)
5母音から、m(ま)k(か)r(ら)s(さ、し)t(た、ち、つ)h(は、ひ、ふ)p(ぱ、ぴ)n(な、に)の子音、最後にw(わ)y(や)の半母音の順に並べてあります。
母音は発声の基本であり最初に、子音は日本語の発声部位の外枠から中を埋めていけるように、多感覚を必要とする半母音は最後に練習するように設定してあります。
話しことばの訓練です。
話しことばがもつ本来のリズム、イントネーション等のプロソディ要素が各項目に組込まれています。
具体的には、擬音や擬態語、かけ声、誘導、呼びかけの間投詞、挨拶や遊び、副用語などを2語表現で、問いかけや応答を1語表現で作ってあります。
すべて話しことばで話者の表現のまとまり文とし、終助詞、間投詞や助動詞の活用が吟味されています。
また、名詞止め表現も話者の表現のまとまり文としてイントネーションを考慮して作ってあります。
話しことばがもつ本来のリズム、イントネーション等のプロソディ要素が各項目に組込まれています。
具体的には、擬音や擬態語、かけ声、誘導、呼びかけの間投詞、挨拶や遊び、副用語などを2語表現で、問いかけや応答を1語表現で作ってあります。
すべて話しことばで話者の表現のまとまり文とし、終助詞、間投詞や助動詞の活用が吟味されています。
また、名詞止め表現も話者の表現のまとまり文としてイントネーションを考慮して作ってあります。
2) 吃音訓練
小節リズムとなえうたを使って、「発話のリズム、休止、間」を体得しながら自然に話す能力を身につける訓練が行えます。
① 訓練ステップ3 :リズムとなえうた [小児用/成人Ⅰ用] ・・・ (100項目、全175分)
「遊び心」や「ことば遊び」を題材に、絵をみながらリズミカルな話ことばの訓練が行えます。
小児の時期は、吃音の癖がまだ体にしみついていないため、基礎的な部分の修得ができれば、後は自然と直っていく傾向があるので、ここでは楽しく訓練を続けられることにポイントをおいた項目を用意しています。
本訓練は、小児を対象に作成されていますが、吃音症状が重い成人の方には効果的です。
② 訓練ステップ4 :リズムとなえうた [成人Ⅱ用] ・・・ (100項目、全185分)
小児の時期は、吃音の癖がまだ体にしみついていないため、基礎的な部分の修得ができれば、後は自然と直っていく傾向があるので、ここでは楽しく訓練を続けられることにポイントをおいた項目を用意しています。
本訓練は、小児を対象に作成されていますが、吃音症状が重い成人の方には効果的です。
成人の日常生活を題材に、いろいろなシチュエーションを交え、吃音に影響するいろいろなパターンの訓練が行えます。
成人の場合は、数十年に渡る特殊な話すリズムの癖は、多種多様な形で体にしみついているため、小児とは違い細部にわたり綿密な訓練が必要です。
したがって、ここでは吃音に影響するいろいろなパターンの訓練を網羅した項目を用意しています。
本訓練が難しいと感じた場合は、訓練ステップ3:リズムとなえうた(小児用/成人Ⅰ用)から始めることもよいでしょう。
③ 訓練ステップ5 :リズムとなえうた百人一首 ・・・ (100項目、全85分)
成人の場合は、数十年に渡る特殊な話すリズムの癖は、多種多様な形で体にしみついているため、小児とは違い細部にわたり綿密な訓練が必要です。
したがって、ここでは吃音に影響するいろいろなパターンの訓練を網羅した項目を用意しています。
本訓練が難しいと感じた場合は、訓練ステップ3:リズムとなえうた(小児用/成人Ⅰ用)から始めることもよいでしょう。
百人一首題材に、詠まれた場所や情景にあった写真をみながら、訓練が行えます。
本来の百人一首の5-7-5-7-7の詠み方と違いますが、訓練テキストのリズムに合わせてとなえうた訓練をしてください。
成人用「リズムとなえうた」訓練に飽きた時に、またより高度な「リズムとなえうた」訓練として利用してください。
本来の百人一首の5-7-5-7-7の詠み方と違いますが、訓練テキストのリズムに合わせてとなえうた訓練をしてください。
成人用「リズムとなえうた」訓練に飽きた時に、またより高度な「リズムとなえうた」訓練として利用してください。
くつろぎの項目
【フルーエントトーク】には訓練の項目以外に、5つのくつろぎの項目があります。
訓練の合間など、リラックスしたいとき、気分転換したいときに活用してください。
ここでは、単に鑑賞することで精神的な安らぎを与えるだけでなく、身の周りにあるものを通して、ことばを認識しことばの概念を育てる工夫もしています。
【フルーエントトーク】の訓練一覧画面(くつろぎ)
1) 歌の練習
ここでは、単に鑑賞することで精神的な安らぎを与えるだけでなく、身の周りにあるものを通して、ことばを認識しことばの概念を育てる工夫もしています。
【フルーエントトーク】の訓練一覧画面(くつろぎ)
1) 歌の練習
歌の練習をすることができます。練習したい歌を選ぶと音楽が流れます。
歌詞を表示したり、消したりすることもできます。
2) 俳句
歌詞を表示したり、消したりすることもできます。
季節ごとの俳句を鑑賞することができます。季節を選ぶとその季節の俳句が詠まれます。
3) 詩
詩の朗読を鑑賞することができます。
詩文を表示したり、消したりすることもできます。
4) 色の世界
詩文を表示したり、消したりすることもできます。
食べ物や動物など、身のまわりにある物の絵が表示されます。絵に描かれている物の名前とどんな色をしているのか考えましょう。
白黒の絵を選ぶと、絵に色がつき、名前と簡単なナレーションが入ります。
5) 花の世界
白黒の絵を選ぶと、絵に色がつき、名前と簡単なナレーションが入ります。
いろいろな種類の花の写真をBGMを聞きながら鑑賞することができます。一定の時間が過ぎると次の花の画面に移ります。